「不動産の集客が成功していない。どんな工夫をしたら、集客に成功するんだろう…」
あなたは、上記のような悩みを抱えているのではないでしょうか。
チラシをポスティングしてみたり、テレアポ営業をしてみたり、さまざまな方法に取り組んでいるものの「思ったような成果が挙がっていない」「コロナ禍で予算もほとんどない」というのが現状なのかもしれませんね。
さらに「不動産の集客」と一口にいっても、買い主と売り主へのアプローチが必要ですから、「むずかしい」と感じる方も少なくありません。
そこで、今回は不動産で集客に困っているあなたが今すぐ取り組むべき6つのポイントから「不動産集客で今すぐすべき工夫とは」について解説します。
本記事では、
- 「買い主」を集客するためのオススメの工夫3選
- 「売り主」を集客するためのオススメの工夫3選
を「かかる費用」と併せて、くわしく解説いたします。
「コロナ禍でも、効率よくお客様を集客できるベストな方法と行うべき工夫が知りたい」と考えている方にたいへんオススメな記事です。
それでは早速、ご覧ください。
そもそも集客に活用するべき手法とは?

集客アイデアを解説する前に「そもそも、どんな集客手法を用いるべきなのか」について、明らかにしておきたいと思います。
「集客効果の薄い手法」を使っても、思ったような効果は得にくいうえ、効率が悪いからです。
というわけで「不動産の集客で使うべき手法」と「あまりおすすめできない手法」を、大まかに分けてみました。以下をご覧ください。

どういうカテゴリー分けかといえば、それは
「インターネットを活用したオンラインの集客手法か否か」です。
足を使って、人海戦術でアプローチするのが、これまでの集客方法です。
皆さんもテレアポや飛び込みで成約数を上げようと日々工夫されているかと思います。
しかし、今回は上記のような方法は、「あまりおすすめできない手法」にさせていただきました。
理由は大きく2つです。
- 不動産の市場規模が縮小するため、売上拡大だけでなく業務効率化を促す必要があるため
- コロナなどの影響から、内見や商談といった対面式の営業がやりづらくなっている
確かに、足で稼ぐ営業手法でも、当然のことながら効果は得られますが、コロナ禍や、不動産需要の縮小などの要因によって、ダイレクトなアプローチがむずかしい昨今では、効果を得るのが難しくなっています。そういった観点から、あまりオススメできないのです。
一方、効率よく集客できるのが「自社ホームページや、インターネット広告などの活用」です。インターネットを活用した集客手法は、「不動産に興味がある」ターゲットに対してのみアプローチできるため、
- 低予算
- 効率よく
- 確実に
集客できます。
また、昨今では重要事項の説明が非対面でも可能になったことから、不動産取引を非対面で完結させようとする動きが活発になりつつあります。
重要事項説明の非対面化については、過去の記事で説明しているので、気になる方は参考にしてください。
このことからも、今すぐにくネット完結の集客を取り入れることは、競合企業と差をつける上で有益であると考えます。
というわけで、本記事では「不動産集客で行うべき工夫」を、「インターネット集客」を軸に、「買い主向け/売主向け」に分けて、効果の出やすい「おすすめの手法」を、1つずつ解説していきます。
先に結論からいえば、買い主・売主別のおすすめの集客手法は、以下の通りです。

「買い主」を集客するためのアイデアと取るべきオススメの工夫3選

まずは、買い主向けの集客アプローチについて説明します。
以下の3つがオススメです。
- 不動産ポータルサイト
- リスティング広告
- 自社のホームページ
1つずつ、説明していきますね。
①不動産ポータルサイト
買い主向けのアプローチとしておすすめな手法の一つが「不動産のポータルサイトへの掲載」です。SUUMOやHome’sなどが有名ですね。ご存知の方も多いかと思います。
これは割と一般的な手法ではありますが、効果の出やすい手法なので、ぜひ買い主向けのアプローチの一つとして、ご活用いただきたいです。
不動産のポータルサイトに、自社で取り扱う「魅力的な物件の情報」を、できるだけ多く掲載しましょう。
その際、ぜひとも押さえていただきたいアイデア・工夫は以下の通りです。
【「不動産ポータルサイト」で取り組みたいアイデア・工夫】
- 物件表示に使われる1枚目の勝負写真は、クリックされやすいように「高画質で明るいきれいなリビングの写真」を掲載する
- 災害に強い物件の場合は「耐震等級」や「免震構造」などのアピールポイントを必ず盛り込む ・スーパーや学校、商業施設、公園などの「周辺設備の情報」も写真を交えて「魅力的な条件の物件」だと認識させる
- 青空のきれいな晴天の日に撮影した外観写真を掲載する ・おしゃれな家具やインテリアを配置した「魅力的な写真」を複数枚掲載する
【予算】 2万円~
②リスティング広告
買い主向けのアプローチとしては「リスティング広告(検索連動型広告)」もたいへんおすすめです。
リスティング広告(検索連動型広告)とは、検索したキーワードに連動して、自社のホームページやランディングページなどを表示させるインターネット広告のことをいいます。
たとえば「マンション 神奈川県 都筑区」などといったキーワードを検索すると、純粋な検索結果の前に、「広告」の取り扱いで、複数の物件紹介サイトが表示されます。
この表示の仕組みが「リスティング広告」です。
リスティング広告の場合、検索キーワードに応じて、興味のあるターゲットにアプローチできるため、もっとも効率よく集客できる手法の一つとなります。
とくに買い主の場合、
- 住みたいエリア
- マンションか一軒家か
- アクセス
- 物件の価格
などの条件が明確であることがほとんどなので、キーワードに連動する「リスティング広告」との親和性が非常に高いのです。
「自分の条件にマッチした物件を購入したい」というニーズがあるため、表示する物件紹介サイトで、しっかりと訴求できれば、それほど労力をかけずとも、トントン拍子で「集客」から「物件の購入」までつなげられるでしょう。
具体的に、押さえるべきアイデア・工夫は以下の通りです。
【「リスティング広告」で取り組みたいアイデア・工夫】
- Googleキーワードプランナーを使って、ニッチだが打率の高い「ロングテールキーワード(複数のキーワードの組み合わせ)」を見つける(=広告単価の圧縮と効率化)
- ロングテールの具体例としては「港区 2LDK ペット可」などといった具合に、ニーズを徹底的に深掘りして、効率よくヒットを目指す
- 大型物件の場合には、検索キーワードに連動させて「不動産の特設サイト(ランディングページなど)」を作って、魅力をトコトン訴求する
【予算】 1クリックあたり50円~500円程度
③自社のホームページ
3つ目に挙げたいのが「自社のホームページ」です。
自社のホームページに「物件情報」と「SEOコンテンツ」を掲載しましょう。
とりわけ「SEOコンテンツ」は重要です。
「エリア名」と「不動産関連キーワード」で上位に上がってくれば、集客費用ゼロで、お客さんをドンドン獲得できるからです。
取り組むべきアイデア・工夫は以下の通りです。
【「自社のホームページ」で取り組みたいアイデア・工夫】
- 自社で取り扱っている「物件情報」を、高画質な写真と周辺設備情報(スーパー、学校、商業施設など)を織り交ぜながら紹介する
- 不動産に関するコラム(SEOコンテンツ)を「合計100本」を目指して作成する
- 「スタッフ紹介」のページを充実させて「会社の人となり」を理解してもらう
- ブログを週に1回くらいのペースで定期的に更新していく
【予算】
数万円~(自社ですべて内製する場合)
「売り主」を集客するためのアイデアと取るべきオススメの工夫3選

続きまして、売り主向けの集客アイデアと取るべき工夫について、解説します。
ポイントは以下の3つです。
- 不動産一括査定サイト
- 自社のホームページ
- リターゲティング広告
1つずつ、解説していきますね。
①不動産一括査定サイト
売り主向けの集客において、もっとも注目を集めているのが「不動産一括査定サイトへの掲載」です。
不動産一括査定サイトとは、不動産各社への査定依頼をワンストップで行うことができるサイトのことをいいます。
物件売却を希望する売り主が入力した「条件」をもとに、登録している不動産会社が、買い取った場合の「概算査定額」を提示します。
売り主は、「希望の条件に合った不動産買取会社」を、インターネット上で簡単かつスピーディに見つけられるため、コロナ禍において、より一層ニーズが高まっているのです。
というわけで、不動産一括査定サイトに、査定会社の1社としてジョインしてみましょう。
その際、アイデア・工夫は以下の通りです。
【「不動産一括査定サイト」で取り組みたいアイデア・工夫】
- 掲載する不動産一括査定サイトは、自分が売り主になった気持ちで「第一印象がよい」「わかりやすい」を基準に選ぶ
- 自社紹介ページには「高額査定」「スピード成約」など「売主のメリットになる情報」を具体的な事例を交えながら、しっかりと盛り込む ・自社紹介ページには「好印象・誠実さが伝わる社員写真の選定」を行う
- 個人情報の取り扱いをしっかり行っている査定会社を選ぶ(プライバシーマークを取得しているなど)
- サービス利用者数が多い「不動産一括査定サイト」を複数比較検討する
下記では、不動産一括査定サイトの成功事例を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。
あなたの営業活動を極端に減らして、 あなたの利益を劇的に上げる方法
【予算】 要問い合わせ
下記動画では、不動産一括査定サイトについて解説しています。
参考にしてみてください。
②自社のホームページ
売り主は、インターネットで不動産の買取会社を検索する可能性が高いです。
そのため、自社ホームページを充実させることも大切です。
ホームページ上で実践したいアイデア・工夫は以下の通りです。
【「自社のホームページ」で取り組みたいアイデア・工夫】
- 「不動産を高額で買取してもらうためのポイント」など、買取価格に関する「SEOコンテンツ」を作成して、オーガニック検索による流入を増やす
- 過去の買取実績を「広さ・築年数・買取価格」などの条件とともに紹介する
- 「査定額の高さ」や「査定ノウハウの高さ」など「納得した買取が実現できる」ことをアピールする
【予算】 数万円~(自社ですべて内製する場合)
③リターゲティング広告
売り主向けのアプローチでおすすめな集客手法の一つが「リターゲティング広告」です。
リターゲティング広告とは、一度サイトを訪れたユーザーに対して、バナーによって繰り返し訴求する「インターネット広告」のことをいいます。
ネットでチェックしたが、結局購入しなかった商品やサービスが、何度もバナー広告に表示された経験はないでしょうか。あれが「リターゲティング広告」です。
購入や問い合わせには至らなかった「潜在的な見込み顧客」に対してアプローチできるのが、リターゲティング広告の最大の特徴です。
ウェブサイトに訪問した後に、離脱してしまうユーザーは全体の90%以上といわれているなか、繰り返し商品やサービスの魅力をアピールできるため、効率よく反響を獲得できるメディアであるといわれています。
具体的なアイデア・工夫は以下の通りです。
【「リターゲティング広告」で取り組みたいアイデア・工夫】
- リターゲティングの条件として「セッション時間が3分以上」のユーザーのみに広告を打つことを条件にする
- リンク先のサイトには「高価買取」や「即現金化」「お客さまの○%が3ヵ月以内に制約」など、売り主にとってのメリットを訴求する「ランディングページ」を設置しておく
- リンク先のサイトには「実際の買取事例」を、エリア・価格・㎡数などの条件でわかりやすく掲載する
【予算】1クリックあたり10円~
まとめ
いかがでしたか。
買い主/売り主別に「不動産集客で行いたいおすすめのアイデア」と「行うべき工夫」について、理解できたのではないでしょうか。
ここで改めて、先ほどのまとめを入れたいと思います。
以下をご覧ください。

この記事が、不動産の「集客アイデア」が知りたい方の参考になりましたら幸いです。
文責:不動産集客革命編集部