三鬼商事(株)が発表した9月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果によると、東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は3.43%(前月比0.36ポイント上昇)と、7ヵ月連続の上昇となった。大型空室の募集開始や集約などに伴う解約の影響が大きかったこともあり、空室面積は1ヵ月で約2万9,000坪増加した。
ウィズコロナのニューノーマルによって、企業のオフィス戦略が都心一極集中から周辺への分散へと加速している。職場の位置・距離と住まい探しには密接な関連性があり、企業のオフィス戦略の変化は住まい探しトレンドにも大きな影響を与えている。そのため、「都心・マンション」から「郊外・戸建て」へのトレンドの変化は今後もしばらく続くものと思われる。
文責:不動産集客革命編集部