他業界に比べ非常にアナログだと言われる不動産業界。良くも悪くもコロナ禍によって大きく不動産業界にもDXの波が押し寄せている。進化するデジタル技術で不動産業界を大きく変革する可能性を持った今注目の不動産テックツール3選をご紹介したい。
SNS世代の新しい不動産流通の形!マッチングアプリTRG

TRG(トラジ)は、不動産物件の売却を希望する営業マンと購入を希望する仲介営業マンとをアプリ上でマッチングさせ不動産流通の円滑化や契約促進を促すアプリ。
従来の不動産売買ビジネスでは、購入と売却の契約迄に新規開拓・人脈づくり・飛込みによる未公開物件の情報収集等で営業マン同士のマッチングが生まれるが、非常に効率が悪く飛び込み営業は担当者とのマッチング率は5%ほど、電話営業になると更に歩留まりが下がり1%程度であるのに対し、TRGでは「80%を超える」という。
マッチング後はSNSベースのチャット画面で交流を図ることが出来、グループの作成等も出来るので人脈がどんどん拡がっていく。
今までの足を使った営業から脱却する1つのツールとしておススメだ。
なお、基本料金は会員10,000人突破までは無料との事。※法人の場合基本料金50,000円/10ID
物件紹介の業務時間を80%削減!営業サポート「Forest」

2つめにご紹介する不動産DXツール「Forest」は物件紹介における業務効率化ツールで
主な機能は3つ
1.物件提案時における帯交換から図面編集迄を簡単3ステップで出来る機能。
他社図面の帯を瞬時に自社帯に変える事が出来る。また、図面編集では切り取りから文字の追加も出来るのでお客様に対してオンリーワンの図面作成をする事でより訴求して提案する事が可能になる。
2.AI-OCRによって物件図面の文字をテキスト文字に変換する機能。
これによって従来、紙やファイルで保管していたアナログな物件データを、デジタルデータとして保管する事が可能に、キーワード検索で該当物件を検索出来るなど図面を探す時間を大幅に削減。
3.お客様に紹介する物件は、専用ページを作成し管理が可能
クラウド上にお客様専用ページを作成し、物件情報を簡単に共有する事が出来る。フォレスト独自の特徴としてお客様のモチベーションを測る「気になる」機能であったり、物件にコメントをつけられたりと工夫もなされている。お客様からはSNS感覚で気軽に物件の反応を得る事が出来るだろう。
NOT ONLY VR!総合接客ソリューション「ROOV」

最後にご紹介するのはVRを基軸としたワンストップソリューション「ROOV」
ROOVは、単なるVR内覧ソリューションではなくVRを基軸として、集客に始まり、
接客のクオリティ向上、お客様マイページでのロイヤリティ向上を通して入り口から出口までを一貫する事で成約率向上を目的としている。VRが非常にユニークで通常360度カメラ等で撮った写真を組み合わせポイント毎のVR視点で訴求するが、ROOVの自動ウォークスルー機能によって実際にその部屋で内覧する様に移動が出来る為、モデルルームがない場合においても成約に繋げる事が可能。ROOVの特徴はNOT ONLY VRを掲げている通りVR機能だけに留まらない。お客様マイページを作成する事で帰宅後でも物件の訴求をする事でロイヤルティ向上に繋げ、マイページでのお客様の行動が定量データとして可視化をする事でPDCA支援や次回来店時に営業トークに活用することで成約に大きくつなげる事が出来るだろう。
まとめ
今注目を集める不動産DX。「2025年の崖」「withコロナ」様々な問題が不動産業界に押し寄せている。これを転機に企業価値を高める為の不動産DXは企業のデジタルシフトを業界全体で進めていくドライバーとなるだろう。
様々な変化が求められる今、不動産DXを最初のキッカケとしてみては如何だろうか。
文責:不動産集客革命編集部